帳簿の付け方 2

売上の計上方法についてちょっと詳しく説明します

続いては売上についてです。
売上の計上は「発生主義」ということだけ注意すれば大丈夫です。

売上

売上には
・イベントでの現金売上・通販売上
・書店への委託売上
・ホームページ・blogのアフィリエイト収入
が有ると思います。
計上にあたって注意するのが「発生主義」ということです。

発生主義とは

売上を「発生時点=売れた時点」で認識する方法です。
委託販売の場合、売れた日に収益を計上するのか振り込まれたときに収益を計上するのかをはっきりさせなければなりません。
確定申告では原則として発生主義を採用し、売れた日に収益を認識します。

イベント・通販売上

イベント売りの分は当日で金額が確定するので問題有りません。ただしちゃんと管理していないと売上がはっきりしません。
一番シンプルなのは最初に用意した釣り銭とイベント終了時の残高との差額が当日の売上とする方法です。すなわち

 イベント終了時の現金−イベント開始時の現金=売上高

軍資金が足りなくなったからといって店のお金に手をつけてはいけません。
どうしても、という場合はメモの一つも書いておいてちゃんと抜いた分を把握しておきましょう。打ち上げ費用を売上の中から出す場合には領収書やレシートを一緒にしておきましょう。
何が何冊売れたのかは分かりませんが金額は管理できます。

もう一つの方法は本の販売数・減少数からカウントする方法です。ただしこの方法は数え忘れや知り合いに配った分などで金額が合わなくなる可能性があります。

委託販売・アフィリエイト収入

イベント売り以外の委託販売とアフィリエイト収入の計上が注意するポイントです。
確定申告をする売上には12月末締め分までを原則として含めます。

ですので1月に「12月分売上」として通知の来た金額を12月の売上に計上します。ただし12月分の売上通知が2月にならないと来ないような場合は前年12月分〜当年11月分までの計上でもまず問題にはなりません(相手の精算が遅いんじゃ仕方ないよね、と大抵の場合は税務署も認めてくれます)。
とにかく12ヶ月分を計上することが要です。

12月分の売上は「未収入金(または売掛金)」として計上します。

委託販売の場合、精算書が届いた時点の売上に計上という方法も認められています。
ですので「12月分の売上報告が1月に届いて2月に振込」という場合は1月の売上にしてしまっても大丈夫です。

ただし毎年同じ方法で計算を続ける必要があります。ある年は11ヶ月分、別の年は13ヶ月分というようなことは認められません。

締め日が末日でなく5日とか10日の場合、たとえば1月10日締めの委託販売の売上は1月分で大丈夫です。

上にも書きましたがとにかく12ヶ月分、これだけはしっかり守りましょう。

総額主義

ちなみに委託分の売上を計上する場合、厳密には口座への振込額ではなく書店の手数料などを引く前の金額を売上に計上し、委託手数料などは経費に計上するのが原則的な処理です。これを「総額主義」といいます。

手取額で計上だと年間売上900万くらいだけど委託手数料を引く前の売上だと1000万円を超えてしまうというような場合、消費税の納税義務が発生することがあります。

売上が1000万を超えてしまうような人以外は面倒なので手取額で計上してしまっても特に問題はありません。どっちで計算しても利益の額は一緒ですから。

手取額での処理も認められています。詳細はQ&A(売上編)を参照ください。

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